子供たちの成長の場として

 特進ゼミ河南教室を開いて、早いものでもう25年以上が過ぎました。

 指導において私たちが最も気をつけているのが子供との距離感です。小さい子供ほど依存心が強く、成長にともない自立心が育っていきます。同じように、学習においても自立心を育てなければなりません。ここで言う自立心とは、自分が主体者となって自分のために自分を磨こうという心です。自分でできることは自分でやり、助けが必要な時は素直に助けを求められる心です。「どんな質問でもすぐに答えます」「手取り足取り面倒をみます」という塾が良いように思えますが、なんでも教えてしまうようでは子供の依存心は強くなるばかりで、先生がいないと何もできない子供になってしまいます。また、逆に放ったらかしでは、多くの子供たちは楽なほうに流されて勉強しなくなったり、つまづいたところをそのままにして伸び悩んだりします。私たちの役目は学習を通して子供たちの成長を応援することです。ですから、子供たちが成長できるように、寄り添うべき時は寄り添い、突き放すべきときは突き放す、そういった子供との距離感を大切にしています。